学校を卒業し、初めて就職をした時に感じがちなのが、理想と現実のギャップである。
特にこのギャップを感じるのは20代の若い世代が多く、入社後から一年程度の間に感じる人が多いと言われている。

入社してから数カ月程度経つと業務にも慣れや余裕が生まれ、この仕事は本当にやりたかったことなのか、とふと我に返ってしまうことが多い傾向にある。
特に総合職として入社し、希望していた部署に入れなかったという場合や、考えていた仕事と現実の仕事のイメージが異なっていたという場合には、理想と現実の差が大きく仕事への満足感が得にくい。

こうしたケースの場合、曇った気持ちのまま仕事をすることが難しいようであれば、転職を視野に入れてみても良い。
しかし、理想の仕事に就いている人は、そう多くはないのが現実だ。
みんなそれぞれ不満を持ちながら仕事をこなしていることが多いという事実を知っておくことで、希望した仕事とは違う業務も頑張っていこう、という気持ちが芽生えていく。

また、例え希望した仕事ではなくても、やりがいを見つけることが大切である。
例えば、コツコツとできることを積み重ねていきスキルを上げる、勉強会に参加して新しい業務ができるように努力するといったようなことだ。
その仕事に誇りとやりがいを見つけだすことで、思い描いていた仕事とは異なっていても、毎日を充実させることができる。